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マイクロバイオームと呼ばれる細菌学の勉強をしてきました

つい先日、スウェーデン イェテボリ大学のGunnar Dahlén教授の特別講演会を受講してきました。

内容としては、口腔内マイクロバイオームと呼ばれる口の中の細菌達の生態について聞いてきました。

ただ、マイクロバイオームという考え方は口の中だけではなく、腸内細菌をはじめとした全身のいたるところに最近はいるものでその総括としての考え方なのでいろいろ面白く話を聞いてきました。
帰ってからもマイクロバイオームの書籍を読んでみましたが、いままでのこの細菌が悪さをする!という考え方とは全く違う考え方ですね。

自分たちの治療は感染症に対する治療になるのですが、その治療に対する考え方が大きく変わってきます。
 

特に日本人は、体に有害とされる菌がいると抗菌剤で倒す!という考えです。

しかし、このマイクロバイオームの考えからすると全体としての調和が大事で、スウェーデンの方では薬を以下に使わないようにするか、といった方向に考えも変わってきているみたいです。

 
確かに、抗菌薬が発見されて生存率が劇的に上がったということはすばらしいことなのですが、使いすぎることで耐性菌と呼ばれる薬が効かない菌が出てきてさらに強い薬を使わなければいけないいたちごっこが起きている現状だそうです。
その為、どんどん強い薬を開発しているそうですが、そうなると本末転倒になりますね。

そんな考え方をマイクロバイオームからは読み取ることができました。

あくまで調和が大事ですが、そのバランスは環境によっても変わるらしく、日々の清掃ができてないと最近の調和は虫歯や歯周病の菌が増えてくる方に変わっていくようです。

腸内細菌にしてもプロバイオティクスという考え方があり、人に対して良い影響を与える細菌、それらを含む食品類ということで、薬を使って体を治そうという考え方からマイクロバイオームをいい方向へ食事から変えていこうという考え方が少しづつ広まっています。

それを昭和10年から考えてやっているヤクルトもすごいですね。
お口の中もバイ菌を0にする!というのは現実的ではなく、マイクロバイオームと呼ばれるお口の環境に合う細菌との関係を歯ブラシを通じて進めていくことの大事さを学んできました。
コロナもあって、セミナー自体もどうかな~という感じでしたが、皆マスク必須の手洗い手指消毒完備の体制で臨まれていました。

当日は写真撮影が禁止だったので、会場の入り口だけ写真を撮ってきました。
 

歯周病、虫歯も0.01mmにも満たない細菌の集まりが大事な関係になりますが、なかなか奥が深いものでした。
 
これも、是非とも臨床にフィードバックして頑張っていこうと思います。