予防歯科
自分の歯でずっと噛み続ける為に歯医者に来てみません か?
予防とは何でしょうか?
予防とは、「悪い事態を⽣じないように気をつけ、前もって防ぐこと。」となっています。
お⼝の予防となると⾍⻭や⻭周病を未然に防いで、⻭や⼝を健康に保つことであり、できた後 の治療ではなくできないようにすることです。
⻭周病の罹患率は60歳代で約9割、⾍⻭の罹患率は13歳で90%以上となっています。 実は⼈の病気の中で⼀番かかっている病気が⾍⻭と⻭周病なのです。
「⻭が悪くなってから治療する」
「治療を繰り返して⻭がなくなる」
予防先進国のスウェーデンでは75歳の平均で約20本も⻭が残っているのです。 ⽇本⼈は「⻭を残せないのではなく、単に残していないだけ」なのです。
では、ほとんどの⽅が⾍⻭や⻭周病になっていますが、意識をしたのはいつでしょうか?
実際に今までどんな時に⻭医者さんに⾏きましたか?
・⻭が痛くなったとき?
・⻭ぐきが腫れたとき?
・⻭に⽳があいていることに気づいたとき?
・ズキズキして夜も眠れないとき?
多くの⽅が何かあってから⻭医者さんに⾏かれます。しかし、悪くなってからでは治療も⼤変です。
・⻭を削らなくてはならないかもしれません
・時間もかかるし、お⾦もかかります
・かみ合わせもお⼝の状態もだんだんわるくなってきます
サン・スマイル⻭科の⼀番の望みは来ていただいている患者さんが⾃分の⻭でずっと噛み続け ることが出来ることです。
美味しいものを美味しく⾃分の⻭でしっかり⾷べる、それに優る幸せもないのではないのでし ょうか?
⼀⼝に予防といっても予防⻭科と予防管理に⼤きく分かれます。
予防⻭科とは、積極的にお⼝のリスクを減らしていくことであり、予防管理とはリスクが減っ たお⼝の中を未来もそのまま保っていくことになります。
予防管理は当医院でも以前から進めていましたが、積極的に予防を進めたいと思い、そこで 2015年から酒⽥市にある⽇吉⻭科診療所で勉強を進めることで予防⻭科も⼒にすることがで きました。
サン・スマイル⻭科ではその⼆つとも進めていくことで予防に⼒をいれてます。
予防歯科
予防⻭科はMTM(メディカルトリートメントモデル)を導⼊しています。
メディカルトリートメントモデルとは個々の患者さんにあわせた⾍⻭の初期リスク診断から、 予防プログラムの⽴案、最⼩侵襲治療などを⾏いその後の定期的なメインテナンスにより⻭を 守っていく予防プログラムです。
では、MTM (メディカルトリートメントモデル)はどうやってリスクを判断していくかの流れ を⾒ていきましょう。
初回(所要時間 約90分) | |
① 問診 | 現在の状況やお困りの点などを聞き取り当となる⻭科衛⽣⼠が対応します。 今までの治療の感想や、今後の治療に関するお悩みやご要望をお聞かせください。 |
②⼝腔内診査 | 各検査の前に、実際にお⼝の中を検査 現状のむし⻭の有無や被せ物の状態を記録します。 |
③エックス線撮影 | むし⻭や⻭周病の進⾏状態を確認 お⼝を⾒るだけではわからない細かい部分まで記録します。 |
④各種写真撮影 | 術前術後の⼝腔内⽐較のための写真撮影 ⻭並びや咬み合わせ、⻭ぐきの状態を記録します。 普段⾒ることのできない⻭の裏側まで視覚的に確認します。 |
⑤顕微鏡検査 | むし⻭菌・⻭周病の確認 ご⾃⾝のプラークを採取し、⼝腔内環境を確認します。 |
⑥唾液検査の説明 | 唾液検査の必要性の説明 効果的なむし⻭予防へのアプローチをご提案します。 ご⾃⾝の本当のむし⻭の原因がわかります。 |
⑦⻭周精密検査 | ⻭周ポケットの深さを測定 ⻭を失う⼤きな原因である⻭周病の進⾏状況を調べる検査です。 出⾎の有無や⻭の揺度を確認します。 |
⑧ホームケア指導 | 適切な⻭磨きのご提案 ご⾃⾝にあったホームケアについてご提案します。 |
⑨唾液検査の実施 | 検査内容:唾液・プラークの採取・培養 約30分 ⾃費 4000円(税別)※任意 ※ 初診時に希望された⽅におこないます。 |
⑩応急処置 | 主訴である部分の治療 必要に応じて、応急的な治療をします。 |
2回目 | |
①検査結果に基づく現状説明 | 検査結果の診断により、現在とこれからのリスクを詳しくお話をしていきます。 そのリスクに基づく今後の治療法や⽅法など、分かりやすく丁寧にご説明します。 |
②基礎カウンセリング | ⾍⻭や⻭周病などの原因をご説明していきます。 予防するにはまず知識から! |
③スケーリング | スケーリング(⻭ぐきの表⾯の ⻭の⻭⽯取り)をします。 |
④ホームケア指導 | 再度初回のホームケアの確認や実⾏してみての疑問点などを解消していきます。 |
3回目:⻭⽯とり | |
スケーリング | スケーリング(⻭ぐきの表⾯の ⻭の⻭⽯取り)をします。 |
4回目:初期治療 ⻭ぐきの中の⻭⽯とり(1〜6回) | |
⻭周ポケット内の⻭⽯は⻭ブラシやフロスでの除去が不可能です。 ⻭科衛⽣⼠が専門の器具を⽤いて、1本ずつ⼿作業で⻭⽯を除去していきます。 適切なホームケアを実施していただく事で、健康な状態を保つことができます。 |
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5回目 :再チェック | |
①初期治療後の⻭ぐきの検査 | ⻭ぐきの中の⻭⽯取りをした後、改善の確認をします。 (⻭周ポケットの深さ・出⾎・腫れなど) 再度ホームケアのチェックも⾏います。 |
②治療計画の説明 | ここまでで⻭ぐきの状態やお⼝の中の状態が改善されたら、いよいよ⾍⻭やお⼝の機能回復の 治療の説明を進めていきます。 |
6回目 :治療 | |
良好な⻭ぐきが認められたら、⻭の治療を⾏います。 | |
7回目:⼝腔内全体の環境改善の確認 | |
①再チェック | すべての検査と治療が終了後、⼝腔内の症状や環境がどのくらい改善しているか確認します。 ⼝腔内写真を撮影し、治療前後を⽐較します。 |
②SOT(メンテナンスに⼊る前の準備期間) | ⼝腔内の健康状態が安定するまで、バイオフィルム(細菌のかたまり)を除去しながら経過を 観察し、 メンテナンスの重要性をご理解いただきます。 そして最終的な予防プログラムの⽴案・ご提案をします。 |
8回目 :メンテナンス(1〜4か⽉に1度) | |
むし⻭や⻭周病の再発を防ぎ、 ⼀度獲得した⼝腔の健康を維持するために⻭科医院での定期的なメンテナンスは⽋かせませ ん。 ホームケアでは落としきれない⻭ぐきの中のバイ菌やバイオフィルムを、専⽤の器械を⽤いて 継続的に除去します(PMTC) その後、⻭の表⾯にフッ素を塗り、強くて丈夫な⻭にします。 |
予防管理
予防管理では、予防⻭科にてリスクを抑えた状態を維持することで⻭を守り続けていきま す。
3か⽉に1度の感覚で1時間いただいて、しっかりとリスクコントロールをしていきます。 それではその1時間の内容ですが、
予防管理では、予防⻭科にてリスクを抑えた状態を維持することで⻭を守り続けていきま す。 3か⽉に1度の感覚で1時間いただいて、しっかりとリスクコントロールをしていきます。 それではその1時間の内容ですが、
①お⼝の診断 |
今⽇までの間に問題がなかったかどうか、むし⻭・⻭周病・ブラッシング・かみ合わせ等の 様々なチェックをしていきます。 年に1度は唾液検やお⼝のお写真を撮らせて頂いたり、再度⻭周病に対しての検査を⾏うこ とでうっかり⾒逃すといったことをなくしていきます。 |
②ホームケアのアドバイス |
予防の主役は毎⽇の⻭ブラシです!しかしだからといって、闇雲に⻭磨きをしているので は、効果は限定的。 そこで必要があれば染め出しを⾏い磨き残しをチェックし、⻭のプロが効 率の良い⻭の磨き⽅をレクチャーさせていただきます。 |
③お⼝の中のクリーニング |
チェックに合格しましたね、次は⽇常の⻭ブラシでは取ることのできない頑固な⻭⽯や⻭垢 (プラーク)を専門的器具や⼿技で完璧にきれいにしていきます。 ふだん⻭ブラシで念⼊りに磨いているつもりでも、⻭と⻭の間や⻭と⻭茎の境目、⻭の細かい 溝といった場所にこびりついた汚れは磨き残してしまいます。 実はこの磨き残した汚れが⾍⻭や⻭周病の原因となるので、しっかりときれいにしていきましょう。 |
④フッ素のコーティング |
きれいになった⻭を次のメインテンスまで持たせられるようにフッ素をコーティングしてい きます。 フッ素による⾍⻭予防効果は、世界中で認められているもので定期的なフッ素の塗布をおすす めしています。 |
いかがでしょうか?
これがサン・スマイル⻭科での予防⻭科、および予防管理となります。
メインテナンスの間隔は理想的には3ヶ⽉です。(⻭周ポケットに⻭周細菌が増えてくる時期 がおおよそ3ヶ⽉)
⻭ぐきの状態・お仕事のご都合・家庭のご事情などもあるかと思いますので、毎回ご相談して ⼀緒に決めていきましょう。
⾃分の⻭でずっと噛み続けるために⻭医者さんに来てみませんか?
治療で⻭医者さんに来るのではなく、気持ちよくなるために来てみませんか?