お口の2大疾患は皆さん御存知の通り虫歯と歯周病です。
上の図は、歯を失った原因の表です。
医科も歯科も予防ということが広まってきている今でも、なかなか虫歯、歯周病はなくなることはありません。
これは世界的にそうなのか?というと、実は色々とデータがあります。
その内の2つのデータですが、
まずは、どれだけ歯ブラシをしているか??
そして、実際の虫歯の数は?
となっています。
このグラフを見ると、日本は歯ブラシは一番多く頑張っているけど、虫歯は一番多い!
ということが分かりますね。
逆にフィンランドなんかは毎日歯ブラシをしている方は30~40%位なのに、虫歯の数は少ないですよね。
さすが、キシリトールにいち早く着目するなど、予防に対しての意識が違うからでしょうか。
それにしても、6割の方は歯ブラシをしないんですね、そちらのほうがびっくりしましたが、、、
どうしてこういった事が起きるのでしょうか??
それは、原因ということを歯科医院が伝えられていないからかもしれません。
自分たち歯科医師ですら、虫歯や歯周病の原因について考えていないことが多いと思います。
虫歯の治療 ⇒ 削って詰める、かぶせる
歯周病の治療 ⇒ 歯石を取る
こんな図式が歯科医院では当たり前ですし、自分も10年前くらいは当たり前でした。
現行保険制度では、処置(歯を削る、神経を取る、銀歯をかぶせる)をした分だけ保険請求ができる仕組みなので、どうしても歯を守るよりも処置のほうに重点を置かれがちです。
実際にセミナーや勉強会もそちらのほうが多いですね。
そこで、自分たちは予防を本気で考えるべく、スカンジナビアペリオを中心とした予防を勉強していきました。
ただ虫歯を削るのではなく、きちんと虫歯の原因をしっかりと考え、原因を改善することで今の虫歯よりもこれから失ってしまう歯を大事にするべく医院の在り方を大きく変えていってます。
サン・スマイル歯科では予防歯科です。
一緒に歯を大事にしていきましょう!